任意売却お役立ち情報

2016.02.12
環境の変化で住宅ローンが家計の負担に

住宅ローンの返済中に生活環境の変化から、住宅ローンの返済が家計を苦しめることがあります。
住宅ローンの返済に困った時は、その原因もしっかり見つめていかなければならないでしょう。

◆家計の負担になってしまった理由とは・・

・転職をして収入が減った 
もし転職などで会社を自己都合で退職した場合、退職後の収入のない期間を考えて転職前に貯蓄をつくっておくべきでしょう。
もし、貯蓄がなかった場合やなかなか就職先が見つからなかった場合などには、住宅ローンの返済が困窮することが予想されます。

・定年退職をした
年金だけでは返済費用を支払えない状況も想定されます。
住宅ローンが定年後にも続くような購入をする場合には、しっかり定年後の収入など検討することが大切なことになるでしょう。

・教育費が大きくかかる
お子さんの人数や進学により教育費は大きく変わってきます。
例えば、私立大学の授業料は、文系で年間約80万円、理系で約130万円くらいです。
貯蓄の目標額は、大学までに300万円くらいと言われますが、住宅ローンを返済しながらの貯蓄は意外と大変だと言われています。

◆もし、住宅ローンの返済が困難な場合に考えなければならないこと

・返済期間の延長
住宅ローンの返済期間を延長することができれば、毎月の返済額を抑えることができるでしょう。
ですが、期間を延長することは利息を支払う金額を考えると、トータルの返済額は上がることは視野に入れて検討する必要があるでしょう。

・返済額の軽減
金融機関にて、1年間の据え置きなどの手続きを申し出ることで、返済額の軽減を行うこともできるでしょう。
手続きによって返済額が軽減されても返済期間は変わらない場合が多いですので、この手続は一時的な救済措置と考えてください。
また、返済期間が変わらない分、残りの返済期間中の毎月の返済金額など、しっかり確認されてからの手続きがよいでしょう。

・個人再生
法的整理の1つに個人再生があります。住宅を維持したまま、他の債務を整理することができる方法です。
住宅ローンの他の返済にも苦しんでいる、住宅は維持したい方など一度詳しくお問い合わせください。

・任意売却
任意売却では、専門家が債権者と債務者の間で調整を行い、不動産売買価格がローン残高を下回っても債権者の合意を得る事で売却できる手続きです。
住宅を維持していることが負担になっている方にとっては、生活を立て直す1つの方法になるでしょう。

・専門家への相談の必要性!!
なかなかご自分だけの判断で解決していくには難しいこともあります。ましてや、住宅ローンの返済ともなればなおさらです。返済に困った場合など、悩んだまま時間だけが経過していくことが、かえって事態を悪化させてしまうことも多くあります。どういった手続きがご自分にとって、ご家族にとって一番よいのか、早めのご相談をお勧めいたします。