任意売却お役立ち情報

2016.02.12
なぜ住宅ローンの返済が困難になったのか?

住宅ローンの返済困難に苦しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。
返済困難の原因の1つによくオーバーローンという言葉を耳にします。ではオーバーローンとはどんな意味があるのでしょうか。

◆オーバーローンの2つの意味について

・住宅購入時のオーバーローン
住宅ローンを多めに借りてはどうかと不動産屋さんから提案があっても行ってはいけません。住宅ローンを多めに借りることを「オーバーローン」といいますが、これは法律違反です。また、デメリットも多くあります。

・なぜオーバーローンは法律違反なのか!?
そもそも住宅ローンは、住宅の購入のためのローンです。住宅の購入という目的限定のローンだからこそ金利が低く設定されています。

・オーバーローンのデメリット
オーバーローンをされた場合には、物件の価格以上のローンを組んだということですから自宅を売却された程度では、返済が大きく足りないことになるでしょう。

・住宅保有のオーバーン
住宅購入のときには審査があります。収入などにて住宅ローンの借り入れ金額もある程度決まるでしょう。住宅ローンの返済で収入からみた返済負担率は20%くらいが理想的だといわれています。もし、欲しい物件がこれを超えていて、収入から無理をして借り入れして購入したとしてもオーバーローンといわれます。

・どちらのオーバーローンも返済困難の原因になる
オーバーローンは言葉の通り返済困難の原因になる場合があります。購入物件よりも多くローンを組んでも、返済負担率が上がってしまう物件の購入でも、高い分だけ毎月の返済額は大きくなります。毎月の負担が大きいということは家計への負担は計り知れないでしょう。

◆では返済が困難になる前にするべきことには何があるのだろうか・・
・滞納する前の行動が大切!!
現在のお借り入れの金融機関に返済条件のお願いを申し出るにしても、滞納をする前に相談に行かれるようにするとよいでしょう。滞納が続けば長くて半年、短くて3か月くらいで競売になってしまいます。突然自宅を出なくてはならない事態にならないためのも早めの行動が大切です。

・1人で悩まず専門家に相談しよう!!
悩んでいても、誰にどのような相談をしていいのか分からずお困りの方がいらっしゃいます。早く相談していれば、競売にならずに済んだかもしれないと後悔する前に専門家から適切なアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。任意売却や個人再生など、ご自分の希望に合った選択をすることが出来るかもしれません。早めの相談をお勧めいたします。