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2016.05.26
マイホーム購入での頭金の考え方や貯め方について

マイホームを購入したいけれど、「頭金はどのくらい必要か」などと考えると、購入を踏み切れない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも、「頭金」とはどのように考えればよいのでしょうか。

頭金では、貯金がいくらあるかということではなく、貯金の中からどのくらいの額を頭金として現金で支払うことができるかということが重要な点になります。

例えば、貯金を引っ越し費用や生活費などにあてたいと考えており、マイホーム購入時にお金を支払わない場合は、頭金は0ということになると考えておきましょう。

頭金の相場について

頭金を貯金したいけれど、どのくらいの額を貯めればいいのかが分からないという方は多いと思います。

では実際に、マイホームを購入する場合の頭金はどのくらい見積もればよいのでしょうか。

最近の一般的な頭金の相場は、おおむね、マイホームの価格の約2割と言われています。

ご自身が購入したいと考えているマイホームの価格の2割を目安に貯金を始めるとよいでしょう。

頭金がない場合のリスクについて

頭金が0円でもマイホームを購入することは可能です。

しかし、その場合にはいくつかのデメリットがあります。以下のことに注意しましょう。

・返済するローンの額が多くなる

・手数料や保証料が高くなる

・ローンの返済が難しくなり売却しようとしても、ローン残高が残ってしまう可能性が高くなる

頭金を十分に貯蓄するのはとても大変なことです。

それゆえ、頭金0での購入に魅力を感じてしまう方も少なくないでしょう。

しかし、リスクについてもきちんと考えれば、やはりできるだけ頭金を用意した状態でマイホームを購入するのがベストと言えるかもしれません。

では頭金をどのように貯めればよいのでしょうか?

マイホームの購入資金の貯蓄では、どのような貯蓄方法を用いるにしても、元本が保証され、いつでも解約できるという、ことが重要です。

【財形貯蓄】

お勤め先に財形貯蓄制度があれば、頭金を貯蓄する方法として検討してみるのもよいでしょう。

財形貯蓄には「一般財形貯蓄」・「財形年金貯蓄」・「財形住宅貯蓄」の3種類があります。

マイホームの資金準備であれば「財形住宅貯蓄」を利用し、財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄を合計して元利合計550万円までが非課税になるため有効的です。

積立期間は、原則5年以上ですが、マイホームの取得のために解約する場合は、5年以内の解約も可能となっています。

但し、所得するマイホームについては床面積が50平方メートル以上であること、契約者本人の所有名義分があることなど、いくつかの条件がありますので注意して検討されるとよいでしょう。

【財形利用者だけの特別融資】

財形貯蓄のメリットとして、一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上継続している、残高が50万円以上あるなどの一定の条件を満たせば、財形住宅融資という特別融資を受けることが可能です。

財形住宅融資は、公的ローンの代表格である「フラット35」と同じ、住宅金融支援機構のローンです。

5年固定金利で、最高4000万円まで融資を受けることができるので、全期間固定金利の「フラット35」と組み合わせてローンを組むなど、住宅ローン選択肢を広げることにも繋がります。

まずは専門家に相談してみましょう

今回は、住宅ローンの頭金やマイホーム資金の貯蓄方法についてお話しさせて頂きました。

マイホームは大きな買い物であり、長く付き合うものであるからこそ、ご自身に合った無理のない住宅ローンの選択は大切です。

ご自身の年収や条件に合ったマイホームや貯蓄方法について、一度専門家に相談してみるのもよいでしょう。

幅広い視野で、適切なアドバイスをくれるはずです。