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2015.12.09
借入の事情1

借入の事情

脱サラ後、貴金属店を営んでいたIさん。
当初は商売も順調でしたが、徐々に経営が傾きとうとう
廃業することになりました。
お店の運転資金として銀行からの借り入れがあり、また、自宅マンションの
住宅ローンも残っていたため、それらの返済のために、他から借り入れをする
悪循環に陥っていきました。

もちろんIさんは、生活のために再就職をしようと求職活動をしますが、
なかなか就職先がみつかりません。
そのため、生活費のために消費者金融からさらに借金を重ねてしまいます。
体調も悪くなりましたが、医療費の捻出ができず、病院にかかることすらできない状態でした。

債務状況

手続き前 債務額 13社より総額1200万円

手続き後 債務額 0円

資産状況

給与・・・¥17万(ご本人と配偶者のパート代)
預金・・・¥0
自動車…なし

不動産 自宅マンション

手続の方針

60歳を超え、パート代だけでは返済までは不可能と思われ、自宅マンションを任意売却後に自己破産の手続きをとることに。

不動産の売却後の自己破産申立のため、管財事件に移行したものの、
スムーズに手続きはすすみ、免責決定がだされました。

このように、破産申立前に自宅マンションを任意売却することで、引越費用や当面の生活資金を確保でき、その後の生活再建がしやすくなります。